加齢に伴いくっきりと目立つようになるほうれい線。ヒアルロン酸注射には、ほうれい線を改善する効果が期待できます。
では、ヒアルロン酸注射とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

ほうれい線ができる原因

ほうれい線とは鼻の両脇から口元に向かって八の字にできるしわのことです。ほうれい線ができる原因は3つあります。

1つめは表情のクセや乾燥です。
口元はよく動かす部位で、同じ部位にしわが寄ることが繰り返されると、その部位のしわが深くなります。肌が乾燥するとキメが乱れて小じわとなり、小じわを放置していると次第に深いしわになります。

2つめはコラーゲンやエラスチンの減少です。
コラーゲンやエラスチンには、肌のハリと弾力を保つ働きがあります。加齢や紫外線の影響などでコラーゲンなどは減少をして、ハリが失われます。

3つめは表情筋の衰えです。
表情筋が衰えると皮膚がたるみ、ほうれい線となります。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射とは、ヒアルロン酸を注入して皮膚のくぼみを隆起させ、ほうれい線などの改善を目指す治療です。ほうれい線以外にも、目元のたるみ、目尻のしわ、眉間のしわなどにも適応されます。
ヒアルロン酸はもともと肌に存在する成分なので、手術に比べて安全といわれています。治療にかかる時間は15~30分程度で、ダウンタイムはありません。

ヒアルロン酸を配合した化粧品がありますが、ヒアルロン酸は分子が大きな成分なので、皮膚の真皮層にまでは到達しません。そこで、注射という方法で真皮層にまで届けて、肌をふっくらさせてしわを持ち上げようというのがヒアルロン酸注射です。

ヒアルロン酸注射のメリットとデメリット

ヒアルロン酸注射での変化はすぐに実感でき、効果は3か月ほど持続します。ヒアルロン酸はもともと皮膚に存在する成分なので、ゆっくりと体内に吸収されていきます。ヒアルロン酸を注入しすぎて皮膚が膨らんでしまった場合も、ヒアルロン酸を分解する薬剤で整えることができます。

デメリットも存在します。
注射をするのでどうしても針を刺すときに痛みを感じます。しかし近年は、痛みを軽減した注射針が開発されていたり、クリニックによっては麻酔で痛みを抑えてくれます。
施術者の技術不足で、注射針で毛細血管を傷つけて内出血を起こしたり、皮膚に凹凸ができることもあります。
このようなことを避けるために、知識や技量が高く経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
ヒアルロン酸は持続性が低く、効果は長くても半年で、ほうれい線が目立たなくなるのは一時的です。