肌が乾燥している方は化粧品やホコリなどの外部の刺激に敏感になっていて、肌荒れに悩んでいる方も少なくありません。
しかし、どうして乾燥肌になってしまうのでしょうか。また、どうして乾燥肌だと肌荒れを起こしてしまうのでしょうか。

乾燥肌とは

肌が乾燥をするのは、肌内部の水分をとどめておく力が低下をしているからです。そもそも、どのように肌は水分を保っているのでしょうか。

肌は表面から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。さらに、表皮は表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層で構成されています。

肌表面の角質層は、角質細胞のすき間を細胞間脂質が埋める構造になっています。レンガ塀でたとえると、角質細胞がレンガ、細胞間脂質がセメントにあたります。
細胞間脂質の大部分はセラミドで構成されています。セラミドには水分を挟み込んで保持する働きがあり、角質層のすき間を埋めるように細胞間脂質が存在することで、肌内部の水分の蒸発を抑えたり、外部刺激から守る役割を果たしています。これを肌のバリア機能といいます。

乾燥肌はこの肌のバリア機能が落ちているため、肌内部の水分が逃げてしまい肌が乾燥するのです。

肌荒れを起こす原因とは

肌のバリア機能は外部刺激から守ってくれていますが、乾燥肌はバリア機能が低下をしているので、外部の刺激に敏感になっています。
刺激を受けた肌では炎症が起こります。炎症の刺激は肌細胞にダメージを与え、その結果が肌荒れです。炎症の刺激が肌内部で繰り返されると、コラーゲンやエラスチンが変性をしてシワやたるみになることもあります。

乾燥肌を起こす原因

では、どうしてバリア機能が低下をして乾燥肌になってしまうのでしょうか。乾燥肌の原因として考えられることは3つあります。

1つめは間違ったスキンケアです。

気をつけて欲しいことは肌のこすりすぎです。肌のバリア機能を持つ角質層は、わずか0.02mmの厚さしかなく、肌をこするとバリア機能が低下してしまいます。物理的にこすらなくても、ピーリング成分を配合した化粧品を使用していると、角質層を傷つけます。

2つめは食生活です。

肌の水分保持力を担う細胞間脂質は、肌の生まれ変わり(ターンオーバ)の過程で作られます。肌細胞を作るためには、タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛、ビタミンAなどさまざまな栄養素が必要で、栄養素が不足をするとターンオーバーが乱れてしまいます。
無理なダイエットをしたりファストフードやインスタント食品などばかり食べていると、栄養が偏っている可能性があります。

3つめは生活習慣です。

睡眠不足、乾燥した空気、肌触りの悪い衣服や寝具、間違った入浴方法などの生活習慣も乾燥肌を招く原因です。